吃音の治療を受ける際の注意点。その際に絶対に意識しておきたい「○○」とは?
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こんにちは、月也です。
吃音を直したいと考えた時に、
「病院などの治療を受ける」
という選択肢を取る人もいると思います。
例えば、
吃音治療の専門機関を頼るとか、
心療内科に行ってみる、
言語聴覚士の指導を受けてみる、
などですよね。
吃音治療を受けるというのは有りなんですが、
「その際に注意したい点」
というものがあるので、
そちらを今回はお話ししていきたいと思います。
吃音に関しては他の病などとは性質が全く違うため、
一概に治療を受けると言っても非常に複雑なんですよね。
吃音治療に関する前提があることで、
自分に合った治療方法を選択することができるようになるので、
ぜひ参考にしてみてください。
吃音治療を受ける際の大前提
まず吃音を治療する際に絶対に意識したいことがあります。
何かというと、
「共通の治療法などは現在存在していない」
ということです。
「これをすれば吃音が改善します!!」
と謳っている機関や教材は数多くありますが、
それらを実践しても確実に効果があるかというと、
正直「人による」という部分はどうしてもあるんです。
この記事でもお話ししているんですが、
⇒ 吃音の直し方にはどんなものがあるのか?主な3つの直し方について解説
人によって「自分に合った克服法は違ってくるから」
どれが自分に合った克服法かは、
実際に実践してみないとわからないというのが正直なところなんです。
また吃音の厄介なところは、
大人になっても残っている吃音の場合
「自然治癒することはありません」
自分で何かしら対策を施さないと、
症状がなくなることはほぼないんです。
子供吃音は放っておいても自然治癒する可能性が高いんですが、
⇒ 子どもに吃音が出始めた時の対処法について。多くは自然治癒するので安心してください
大人の場合は”無意識”の中に吃音意識が完全に生まれてしまっているので、
話す際にどうしても吃音が頭をよぎって
話し方が不安定になってしまうんです。
普通の人は呼吸をするのと同じように
話す際に意識が介在することはないんですが、
吃音者はそこに余計な意識が生まれている状態なんですね。
なのでそこはもう自分で取り除いていく必要があります。
風邪のようにほっとけば治るものではなくて、
自分に合った治療法を見つけて、それを継続する
ということが、吃音治療の際には必要不可欠になってきます。
自分に合った吃音の治療法はどのように見つければ良いのか?
では、自分に合った治療法を見つけるにはどうすればいいのか?
そのためには、
「自分の吃音の症状」
を見つめ直すことで、ある程度絞ることができます。
例えば、
「独り言でもどもる」という場合。
吃音者の多くは独り言ではほとんどどもらないんですが、
独り言でもどもってしまうという人もいます。
ちなみに僕がそのケースでした。
家で一人で新聞などで音読練習をしようとしても
まともに読み上げることが出来ませんでしたね。
そういった場合は、「話し方自体」にどもりが染みついてしまっていると考えられます。
・呼吸
・横隔膜や喉への力の入れ方
・呼吸が浅い状態で声を出そうとしてしまう
・早口で話そうとしてしまっている
といった部分が”どもりに適した話し方”に
なってしまっている可能性が高いんですね。
だから独り言でもどもってしまう。
そういった場合は、一から話し方を見直す必要があります。
「なるべく深く腹式で呼吸をするようにして、息が浅い状態で声を出そうとするのを防ぐ」
「深く呼吸することを意識すると同時に、早口もなるべく抑えるようにする」
「音のつながりを意識して話すようにする」
といった”感覚”を少しずつ身に着けていくことが大切です。
そこは本当に日々の癖直しのような感じなんですよね。
自分の中で、”言いやすい”という感覚を掴んでいくしかない。
そういった場合は、言語聴覚士などの教えを請いながら
「声を出しやすいフォームづくり」をしていくことが
一番必要なのかなと考えられます。
また別の例で言うと、
「人前に出る際などにどもってしまう」
というケース。
そういった場合はどもりがそこまで定着していないと考えられるので、
人前に出てもあがらないようにするために自分に自信をつけたりとか、
心療内科などに行って薬を処方してもらう、
といったことで症状が緩和されることが期待できます。
精神的な要因でどもりが出ている可能性が高いので、
そういう部分にアプローチすることで
吃音を改善させることが出来ると思いますね。
この方法であなたの吃音は治ります!といった文言に注意
冒頭の方でもお話ししましたけど、
「この方法であなたの吃音は3か月以内に克服できるでしょう」
といった文言が使われている商材などがありますが、
そういうものを購入する際には慎重になる必要があります。
現状万人に効く吃音克服法は存在しないので、
必ずしも自分にもその方法が効果があるのかはわからないから。
それを信じてしまうと、
治らなかったときに精神的にも金銭的にもダメージを受けてしまいますね。
自分の吃音の症状を見極めることが重要
なのでとにかく大切なのは、
「自分の症状をまずは見極めること」
になってきます。
どんな風にどもるのか、
どういう場面でどもりやすいのか、
誰を相手にした時にどもりやすいか、
などですね。
そこから逆算して、
じゃあどういう対策をしていけばいいかを考えると、
おのずと自分にベストな治療法が見えてきます。
何かを発表するときや人前に立つ時にどもりやすいのなら、
心療内科などで薬を処方してもらう、
といったことを試してみる。
独り言ではどもらないのなら、
まずはどもった際に心が乱されないように
自分に自信をつける努力をしてみる。
やりやすいのは筋トレとかだと思いますよね。
筋トレって相当自分に自信がつくので。
それで自分に自信がつくことで
どもりがなくなることは十分あり得ます。
実際僕が会ったことがある人で、
自信がついたことでどもりがなくなったという人がいました。
それでもどもりがなくならないようなら、
一から話し方を見直して
声を出しやすいフォーム作りをしてみる、
といったことが有効なのかなと考えられます。
話し方が安定することで話すことに対する自信がついて
それで吃音がなくなることもあり得ますからね。
まずは「自分と向き合う」ということが、
吃音治療には大切なのかなと感じます。
そこから治療法、対策も見えてきますからね。
それではありがとうございました!
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