2015/09/27

吃音は「大縄跳び」みたいなもの

 

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どうもこんばんは!

月也です。

 

難発の吃音は

「声がスムーズに出てこない」

これが相当厄介な部分ですよね。

 

すぐ声が出せないと、
例えば接客業とかの場合、
お客さんを待たせてしまうことになるので
どもった時に焦ってしまい、
そしてさらにどもりまくってしまう。

そういう経験をしたことある人って多いと思います。

もちろん僕もあります(笑)

 

でもぶっちゃけ、そこで焦る必要は全くなくて。

そこまで神経質になっていたら仕事なんてできないし、

さらにわかる人にはわかると思うんですが、
難発でどもったとしても、少し時間を置いたりすると
「声を出せる感覚」が戻ってきたりするんですよね。

声を出せる感覚がないときは、
いくら気張ったりしても声を出せないんだけど、
声を出せる感覚がある時は比較的スムーズに言えたりする。

 

マニュアルの車でいうと、
クラッチが繋がっていない状態と、
クラッチが繋がった状態みたいな感じで。

「波」があるんですよね。

 

それでこの「波」の感覚というのは、

あることに僕は例えられると思っているんです。

それは何かというと、

縄跳び

なんですよね。

 

しかも大きな縄跳びです。

クラスのみんなで順番に飛んでいくような。

 

なわとび1

↑こんな感じの奴

 

ああいう大きな縄跳びって、
「タイミング」というのが非常に重要じゃないですか。

僕は大得意だったのでいつもスムーズに飛べたんですけど(笑)

なかにはリズムが全く取れずに、いつまでたっても
飛び込むことができない子もいた。

 

まさにそれなのかなと。

どもりというのも。

 

遅すぎてもうまく飛べないし、

早すぎても当然ダメ。

そこでパニックになってしまったらさらにタイミングを逃し続けてしまう。

 

この縄跳びを飛ぶ時の感覚というのが、
まさに「吃音」なんですね。

まあこれは僕が尊敬している人の受け売りではあるんですが(笑)

 

吃音者はその飛ぶタイミングを逃したときに
「パニック」に陥ってしまうんです。

「やばい!タイミングがうまく取れない!どうしよう。」

みたいな感じで。

大縄跳びで飛ぶタイミングを逃してしまって、
いつまでたっても飛べずにいる子みたいな状態。

 

そしてまたその時に、

「一生飛ぶタイミングが訪れないんじゃないか?」

みたいな不安も同時に生まれると思うんです。

どれだけ待っても声を出す感覚を手に入れられないんじゃないか?
みたいに。

それで無理くりに声を出そうとして、
「えーっと」とか「そのー」を連発しておかしなことになってしまう。

これに共感できる人は多いはずです。

 

でも声を出すタイミングを逃したからと言って
そこで焦る必要は全くなくて。

また、絶対に訪れるんです

声を出すタイミングというのは。

縄跳びがまた必ず足元に回ってくるように、
声を出すタイミングというのもまた必ず訪れる。

 

だからしゃべる時は、
「縄跳び」
を常にイメージしながら話すといいと思います。

そうすると心が落ち着くので。

縄跳びが足元に回ってくるときの状態をイメージして、
声を出すタイミングを待つ。

 

「あ、ダメだどもりそう。でも、少し待てばまた声が出せるタイミングが訪れる!

そこでまた声を出せばいいんだ!」

そこで「待つ」ようにするんですね。
この違いが本当に大きくて。

 

「どもりに焦るどうこうかんけぇねえんだよ!」

と思っている人も多いと思うんですが、
どもっているときってたいていの場合焦ってるんです。

「人に迷惑をかけられない!」
「やばい!早く言葉を出さないと変な目で見られてしまう!」
といった風に。

基本的に思いやりが強いんだと思います。
吃音者というのは。

でもそんなときにこそ、
「待つ」ということが大事になります。

相手も明らかに焦っているような人よりも、
すぐに話し出せなくとも冷静にしている人の方が
接しやすいはずです。

 

声がすぐに出てこなくて焦ってしまうという気持ちもわかるんです。

しかしそんなときにこそ「大縄跳び」をイメージしてみてください。

声が出せるタイミングはまた必ず訪れます。

その時にまた声を出せばいいんです。

 

僕はそれをするようになってから、
明らかに「えーっと」とかを連発することが減りました(笑)

 

別に難発の吃音の場合外からは見えないわけで。

自分のタイミングで、縄跳びを飛んでいきましょう!

 

そして慣れていけば、
いずれ好きなタイミングで飛べるようにもなるでしょう。

僕はまだその域には達していないんですけど、
その状態になれている人は実際にいるので。

 

それでは、ありがとうございました!

 

 

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