吃音者は「会話上手」になれる!どもりがあっても話し上手になれるあるコツとは?

 

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こんにちは、月也です。

 

吃音者にとって大きな壁となるのが、

会話によるコミュニケーション

です。

 

会話というのはどんな場所でも付きまといます。

学校でも、職場でも、趣味の場でも、家でも、恋愛でも。

生きている以上、会話というものから
離れることは難しいですね。

 

吃音を持っていると、どうしてもこの会話に
強烈な苦手意識を持ってしまいます。

僕も会話を避けたいがあまり、
一時期対人恐怖症でしたからね(笑)

人との接点を無くせば会話が発生しないと
僕の防衛本能が働いたせいだと思うのですが。

 

吃音、特に難発の吃音があるとスムーズに発声できずに
不自然な間が生まれたりしてしまって会話がうまくできない面はありますが、
吃音者であっても「うまい会話」をすることって実はできるんですよね。

 

今回はその、

吃音者だからこそできる、うまい会話

というものについてお話ししています。

 

それは多くの人が見落としがちなことになってくるので、
ぜひ参考にしてみてください。

吃音者であっても、「会話上手」になることはできます。

 

 

会話の大原則

まず最初に会話の大原則というものをお話ししたいんですが、
もう9割くらいの人が勘違いをしていることがあるんですね。

 

とにかく”話さないと”会話は成立しない

という勘違いです。

 

面白おかしく話すことこそがうまい会話なんだと、
流暢に自分の言いたいことをよどみなく話すことが会話として正しい、
こんな風に考えている人は多いです。

 

でも、それらは必ずしも正解ではないんです。

何故かというと、

話し手と聞き手がいて始めて会話は成立するから

なんですね。

会話の大原則とは、

話し手と聞き手がいて会話は初めて成立する

ということになってきます。

 

 

両方とも話し手に回ったら会話は成立しない

しかしほとんどの人は、

「話し手こそが会話のメイン」

という風に考えてしまっているんですね。

だからこそ”雑談力”であるとか
会話テクニックのようなものの書籍がたくさん販売されているし、
実際にそういうテクニックを求める人が多いです。

 

とにかくお互いに間を嫌ってどんどん話していこうとするわけですが、
それだと「言葉のぶつけ合い」になってしまって
気持ち良い会話って出来ないんです。

ドッヂボールみたいな感じですよね。
お互いが話そう話そうとしている状態というのは。

それだと会話が長続きすることはありません。

 

 

聞き手がいるからこそ心地良い会話ができる

どちらもボールを投げつけるような形だと
ドッヂボールのような感じになってしまうわけですが、

受け止める人」がいることで、
相手は気持ちよくボールが投げられるようになるんです。

つまり聞き手、ですよね。

 

無理に話し手に回る必要ってないんです。

聞き手に回る」ことこそが、
吃音者が上手な会話ができるようになる最強のコツです。

 

 

適宜質問を投げかけてあげる

しかし、ただ話を聞いているだけで良いかというとそうではなく、
相手が明石家さんまさんみたいにマシンガンのように話せる人なら別ですが、
多くの場合は途中で話す内容が尽きてきてしまうんです。

そのままの状態でいると、沈黙が続いて
段々と気まずい感じになってしまいますね。

 

ただ適宜「質問」を挟んであげることで、
相手の話を引き出すことが出来て
楽しく会話をすることが出来るんです。

質問であれば、長く話す必要もないので
重い難発の吃音があるような人でも
投げかけてあげることって出来ると思うので。

重い難発の吃音があった僕自身が、
質問であればなんとかできていたから。

 

どんな質問をすればいいか?

質問とは、例えばどんなものが良いかというと、
相手の好きなこと、もの」を引き出すような、
そんな質問をしてあげるのが一番良いですね。

普段熱中するようなものってあったりします?

子供の頃ハマってたものって何かあります?

 

あとは、身に着けているものなどを質問してあげるのも良いです。

そのアクセサリーすごい似合ってますね!そのブランド好きなんですか?

そのバッグかっこいいですね!お気に入りなんですか?

髪型すごいイイ感じですね!ずっとその髪型なんですか?

そのネイルすごいキレイですね!行きつけのサロンとかやっぱりあるんですか?

とか、相手が気にかけている部分やモノに対して質問してあげると、
相手もうれしい気持ちになるんですよね。

この人はそんなところまで見てくれてるんだ・・・!)って。

 

人は自分の好きなことを話すことに喜びを覚える

また、人って自分が好きなものについて話すときって
ものすごく楽しい気分になるんです。

よくオタクの人が好きなアニメに対して早口で語るみたいな、
そういうイメージってありますけど、
それってやっぱりテンションが上がるから、なんですよね。

自分が好きなものを相手が受け入れてくれた。
自分が好きなものについての話を楽しそうに聞いてくれる。

それだけで本当に相手はうれしい気持ちになるんです。

そのことを意識することができれば、
自然と会話も盛り上がるようになりますね。

 

 

今は聞き手不足

今って実は、

聞き手の方が圧倒的に不足しているんです

上手に相手の話を引き出しながら聞ける人って、
そうそういないんですよ。

 

よく「コミュ障」とかって言われる人の大半は、
自分の好きなことを相手にも押し付けようとするタイプ」なんです。

自分の価値観を押し付けてくるような人って
正直ウザいじゃないですか。

そういう、感情のやり取りが苦手というか、
自分本位な人が今増えてるんですよね。

 

あとは単純に「相手に興味を持てない」人が増えている。

こういう話をすると長くなるので端折るんですけど、
今ってスマホでみんな「自分の好きな情報」にばかりアクセスしてるじゃないですか。

だから自分が興味がない情報にアクセスすることが
圧倒的に少なくなってきているんです。

自分が興味あるもの以外に対しての耐性が無い、
ということですよね。

 

しかしそんな聞き手不足の中で、
相手の好きな事を楽しそうに聞いてくれるあなたが現れたらどうか。

一発でその人から好かれますよ。

相手を楽しい気持ちにさせてあげることが出来るし、
相手の承認欲求も満たせてあげられる。

そんな好かれる人はそうそういません。

 

 

話すだけが会話ではない

ただ正直、相性はあると思います。

口下手で話すのが苦手だったり、
自分の話をあまりしたがらないような人もいるので。

そういう人を相手にする場合は少し苦しいかもしれません。

 

ですが、基本的に人って自分が好きなものに関しては「話したがり」なので、
そこを引き出してあげることができれば会話も盛り上げることが出来るし、
段々と会話に対する苦手意識もなくなっていきます。

僕も、そのことに気が付けたことで本当に気持ちが楽になったんです。

「ああ、そうか自分が無理に話さなくても相手の話を聞いてあげればいいのか・・・!」

人と接するときのプレッシャーもなくなっていって、
気が付けば対人恐怖症の症状もなくなっていました。

 

聞く力

というものを磨いていきたいですね。

それは吃音の問題を乗り越えられた後も、
後々間違いなくあなたの強力なスキルにもなってくるので。

 

それでは、ありがとうございました!

 

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