2015/09/27
吃音は病院に行くことで本当に改善するのか?
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どうも月也です。
吃音で悩んでいる人が考えることとして、
「病院に行こうかな・・・。」
ということがあると思うんです。
精神科などに行くことで吃音を克服できることができないか?
という風に。
確かに、ある程度の効果というものは得られると思うんですよね。
僕は精神科などに行ったことは無いんですが、
以前医者の知人に話を聞いた限りでは
吃音の人にもある程度の効果は期待できるということを言っていたので。
ただ僕はあんまり病院に頼らない方が良いという風に感じていて。
今回はそのことについて書いていきたいなと思います。
病院に行けば確かに吃音改善の効果は期待できるんですが、
「それ相応のリスク」というのもやっぱりあるので。
吃音者が病院に行くことで期待できること
それで、精神科に行くことでどんな効果が得られるのかというと、
まず
「吃音を他人に打ち明けることによる安心感」
というものが得られると思います。
吃音者で吃音のことを大っぴらに出来ている人っていないと思うんですよね。
誰にも打ち明けることができず、ひた隠しにしているという人が多いはずです。
僕は物心ついたときから吃音を持っていたんですけど、
それを他人にしっかり打ち明けることができたのは
20歳のときでしたからね。
それだけ「吃音によるコンプレックスは大きい」ということで。
ただ、吃音を他人に打ち明けることによってかなり楽になれるんです。
その辺りについては下記の記事でもお話ししているので
ぜひ読んでみてもらいたいんですが。
病院に行くことで「自分の状態を医者に伝える」という強制力が働いて、
それが自己開示に繋がってある程度心が軽くなる効果がある、
ということですね。
薬を飲むことで吃音はある程度改善する
また病院に行くことのメインの目的というのが
「薬をもらう」ということなんですけど、
薬も実際に効果はあるんです。
精神科に行くことでもらえる薬というのは
「エネルギーを注入」するような働きがあるんで。
例えばネガティブな心の状態だったのが
薬を飲むことでポジティブになれるような、
そんな効果があるんですね。
わかりやすく言うと
「エナジードリンクの”心”版」
という感じです。
僕自身はそういう薬を使ったことは無いんですが、
知人の専門家の医者の方に教えてもらったことなので
そこは間違いはないと思います。
で、薬を飲むことで確かに吃音って改善するんですよ。
吃音が出やすい場面、
緊張しやすい場面とかで緊張を抑えることが出来たりするので
吃音が起こる確率は必然的に減るから。
またそもそも吃音というものは
「ネガティブな心の状態の時に起こりやすい」
症状なんですね。
あなたも思い当たる節があると思うんですけど、
なんか心が乗ってる時は吃音って出にくかったりしませんか?
一方で強い不安感を感じているときなどは吃音が出やすい、みたいな。
それは吃音が「元々精神的な問題からくる症状」だからなんですけど、
薬を使えば心をポジティブにすることができるわけで、
吃音自体を出にくくさせるという効果も期待できるんですね。
だから薬自体は、
吃音を改善させる効果はあります。
薬に依存してしまう危険がある
ただ問題というのもやはりあって。
一番の問題は
「薬に依存するようになってしまう」
ということなんですよね。
薬を飲んで対処療法的なことはできたとしても、
それは場当たり的な解決にしかならないんです。
薬がないと吃音の症状を抑えられないから、
薬を飲み続けてしまう。
すると「薬に依存」してしまうようになるんです。
それは本当の意味で吃音が改善しているかというと、
僕は違うと思っていて。
「吃音の呪縛に完全に囚われていますよね」
それって。
吃音というのは上の方でも書きましたけど、
「精神的な問題」なんですよね。
身体の構造がどうとかいう症状ではなくて。
その辺りはぜひ下の記事も読んでみてください。
吃音は「心を強くする」ことで、
ある程度コントロールできるようになるんです。
それは僕自身、そして僕の師匠がそうだったから。
「精神的な部分の成長」というものにフォーカスすることで
吃音を乗り越えることができた。
その精神的な部分の成長ということに関しては
僕が発行している「無料メルマガ」の方で深く言及しているので
興味がある方はぜひ読んでみてください。
病院に行きつつ、自分の成長にもフォーカスするのが良い
吃音で悩んでいる人が病院に行けば
ある程度の症状の緩和というのは期待できると思います。
ただそれはあくまで「場当たり的な対処」でしかないし、
薬に依存してしまうようになる危険もあるということですね。
だから「病院、薬に依存しない」ということが大切です。
病院に行きながらも
自分の精神的成長というものにフォーカスして、
少しずつ薬に頼るのを止めていく。
そのステップを経ていくことで
吃音を乗り越えることは必ずできると思います。
あくまで病院は「気休め」程度に考えておくのが一番いいかもしれません。
そこに大きな期待や依存心を寄せてしまうと
かなり危険なことになってしまうので。
「自分を信じて自己成長というものにフォーカスする」
それが吃音を克服する上で大切なことになってきますね。
それではありがとうございました!
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