2018/05/28

『英国王のスピーチ』を20年来の吃音者がリアルに徹底レビューしてみる

 

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この記事を書いている人 - WRITER -
幼少の頃から重度の難発の吃音を抱えてきた経験を生かして、吃音者が自分らしく楽しい人生を送られるようになるための情報をブログなどで発信しています。

 

こんにちは、月也です。

 

今日は吃音症を題材にした映画

英国王のスピーチ

について話していきたいと思います。

 

 

それで見てみた感想としては、

マジでリアルすぎる!

 

もうね、吃音の描写が本当にリアルなんです。

おそらく吃音症を持っている方が監修などしてるんだと思いますが、
普通の人にはまず理解してもらえない「難発」の症状を、
本当にリアルに描写できている。

僕は20年以上難発の吃音があるんですけど、
まるで自分を見ているかのようなリアルさでした。

 

 

 

でも正直な話、英国王のスピーチはあまり見たくはなかったんです。

 

吃音を題材にした作品を見るのは、
やっぱり当初かなり抵抗があったから。

なんか昔のどもりがひどい自分を思い出す感じがして、
怖かったんですよね。

 

 

でも見た後で、

ああ、見てよかったな

と素直に感じました。

 

そんな『英国王のスピーチ』について、

20年来の吃音者がリアルに語っていきたいと思います。

 

 

英国王のスピーチとは?

そもそも『英国王のスピーチ』とはどんな映画かというと、

2010年のアカデミー賞の作品賞を受賞している映画ですね。

 

ジョージ6世を「コリン・ファース」が演じていて、

ジョージ6世を助ける言語聴覚士の役を
パイレーツオブカリビアンなどに出ている
「ジェフリー・ラッシュ」が演じています。

 

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以前、海外の吃音を抱えていた有名人たちという記事を書いたんですが、
その中で「ジョージ6世が吃音を持っていた」ということをお話ししました。

ちなみにジョージ6世というのは、
現エリザベス女王のお父さんです。

そのジョージ6世をモデルにしたのが、
この『英国王のスピーチ』という映画なんですね。

 

 

吃音の描写がリアルすぎて健常者には理解できないかも

映画でも吃音の様子が描かれているのですが、
相当リアルなんです。

限りなく実際の症状に近い形で再現されています。

 

ジョージ6世の場合は難発の吃音が主といった感じなんですが。

あ、ちなみに吃音のことをよく知らないという方は、
この記事をぜひ見てみてください。

吃音症の症状の種類について解説しています。
実は吃音には、いくつかの種類があるんですね。

⇒ 吃音の症状にはどんなものがあるのか?吃音の症状「3種類」を解説

 

で、難発の吃音で言葉が出なくてツバを飲み込むところとか
本当にリアルなんですよ。

吃音があると、”しゃべりだすためのキッカケ“として
随伴運動というものが起きるんです。

陸上競技の”助走”みたいなものですよね。
そういうものがないと、吃音者は話し出すのが非常に難しいんです。

ツバを飲み込むというのもその随伴運動というもので、
本当にリアルすぎて感心しました。

実際に僕がよくやってたんで(笑)

 

 

あと個人的にすごい印象に残ってるシーンがあって、
ジョージ6世が娘たちに絵本を読むのをせがまれるシーンがあるんです。

健常者であれば、
「はいはい、じゃあ読みましょうね」
という感じになると思うんですが、吃音者はそうはいかない。

子供に絵本を読んであげるという行為に対して
ものすごいプレッシャーがかかるんです。

子供の前でどもったらどうしよう・・・

絵本を読んでる途中で言葉が出なくなったらどうしよう・・・

どもることで子供にバカにされたらどうしよう・・・

俺が読んでも楽しめないんじゃないか・・・?

といった、健常者がまず感じないであろうプレッシャーを感じるんです。

 

劇中でも子供に絵本を読むのをせがまれたときに、
ものすごい”嫌そうな顔“をするんですね、ジョージ6世が。

おいおい、勘弁してくれよ・・・

みたいな顔をする。

 

そういった吃音者が感じるプレッシャー、
深層心理がリアルに描き出されていて、
見ていて心から感心しました。

それと同時に本当に感動したんです。
吃音者の苦悩を代弁してくれているような気がして。

なんか、見ていて救われた気がしました。

 

おそらく吃音を持ってる人が監修したりしてるんでしょうけど、
世間には理解されにくい「難発」の方の吃音が
よく描き出されています。

そういう意味では本当に貴重な作品だと思います。
難発の吃音が広まるきっかけになってくれれば、
吃音がある身としてはうれしいですね。

 

 

吃音云々抜きにして、作品自体も素晴らしい

作品自体も本当に素晴らしいです。

この映画を見ると、いかに

自分にはこんなこと出来ないよ・・・

などと思うことが間違っているかわかりますよね。

 

ジョージ6世は吃音がある関係で、
人前で演説をすると言ったことが非常に難しいんです。

「吃音があってもちゃんとゆっくり話せば大丈夫だよ!」

とそこで吃音が無い方は思われるかもしれませんが、
吃音者が人前で演説をするというのはいわば、

 

高所恐怖症の人がヘリコプターから飛び降りてスカイダイビングをする

 

レベルの耐え難い恐怖、プレッシャーを感じる行為なんです。

それに話し方をコントロールすることも非常に困難で。
なんかブレーキの利かない自転車を運転している感覚があるんですよね。

普通のスピーチですらそのレベルで、
特にジョージ6世はイギリス全国民に対して演説を行うわけで、
その精神的負担は計り知れません。

僕だったら、絶対に耐えられない。

 

しかしジョージ6世はそれでも、

吃音を克服して、スピーチを何とか成功させよう!

と、言語聴覚士のライオネルという人物を頼って
全国民に向けたスピーチを成功させる努力をしていきます。

そのジョージ6世の姿勢に本当に勇気をもらえるんですよね。

 

 

そしてその努力が実り、最終的に
スタンディングオベーションが湧きおこるような、
そんな国民を感動させるようなスピーチをすることに成功します。

そんなスピーチを、
吃音持ちのジョージ6世にも出来るんですよ。

 

不可能なことなんてないんだ・・・!

見る人に勇気を与えてくれる・・・。
そんな映画ですよね。

自分に対する無力感などに打ちひしがれて
諦めそうになった時にこの映画を見ると、
また前を向けて頑張る気力が沸き起こります。

 

できないことなんてないんだ!!

そう思わせてくれますね。

 

 

吃音持ちの人には特に英国王のスピーチは見てほしい

 

英国王のスピーチは誰にでもオススメできるんですが、

吃音者の人にこそ、絶対に見てもらいたい映画なんですよね

 

何故かというと、

吃音のことを
客観的に
見ることが出来るから。

これが本当に大きくて。

 

 

吃音に限らずあらゆる悩みがそうですが、
外からその悩みを見る機会“ってそうそうないんですよね。

「中から」吃音のことを見ることは出来ると思うんです。

どもるとはどういうことなのか
どれだけ辛いのか
喉の筋肉がうまく反応しなくて~

とか、吃音を中から説明することは出来ます。

 

でも、

外から」吃音を見る機会なんて無い。

どもりは他の人にはどのように見えているのか
周りの人はどもっている人を見てどう感じるのか
そしてどう反応するのか

そういうことって分からないんです。

だから自分の視点で、判断するしかない。

 

しかし自分の視点から吃音のことを見るだけだと、
ネガティブ的にしか見ることが出来ないわけです。

客観的に吃音のことを見られないんですね。

 

でも、

「第三者の目」で見てみることであらゆる角度から、
冷静に吃音のことを見ることが出来る。

“リアルな映画”だからこそ、
それが出来るんです。

 

 

自分が出演していると考えて見てみる

『英国王のスピーチ』には、

自分“が出演していると考えて見てみてください。

そしてそれを、第三者の視点で見てみる。

あなたの友達や、
家族、
恋人、
同僚。

そういう人があなたを見るような視点で、
劇中のジョージ6世のことを見てみるんです。

 

すると、意外な感情があなたの中には生まれるはずで。

周りから見ると大したことないように見えるなあ

別にあんまり変じゃないよなあ

どもったときに変な態度を取ってしまうから、
 相手に怪訝な表情をされてしまうのかもしれない

 

などと、

普段いかに吃音者が吃音のことを考えすぎか

ということが見えてくると思います。

 

実際健常者の人が見ても正直、
「ジョージ6世がどういう症状で苦しんでいるのか」
見えてこないと思うんですよね。

吃音があるからこそ、それはわかるけれども。

 

 

そういう意味でも、本当に貴重な映画だと思います。

吃音を乗り越えるための教材にもなりますね。

 

 

ジョージ6世から見る”人間性”の重要性

他にも、この映画を通して気が付けるようなことはたくさんあります。

吃音に限らず、自分の中に大きな悩みを抱えている人は
ついこんなことを考えてしまうと思うんです。

自分はダメな人間なんだ・・・

自分は劣った人間なんだ・・・

自分は積極的になったらいけない人間なんだ・・・

とか。

自分を卑下することばかり考えてしまう。

 

 

でもそんなことは全然ないんですね。

ジョージ6世には吃音を持っていない兄がいるんですが、
その兄貴の方が全然ダメな人間なんです。

責任を負いたがらなかったり、
何か認識が甘いところがあったり。

吃音というバカでかい弱点を持っている
ジョージ6世の方がよっぽど王になるにふさわしい人間です。

強い責任感を持っているし、
優しい心も持ち合わせている。

そして何より、
長年コンプレックスを抱えてきたことで
人間的な「深み」が感じられます。

 

「いやでもそれはジョージが皇族だからでしょ・・・。」

そんな風に思ってしまうかもしれませんけど、
そんなことはありません。

今まで苦しんできたことで、
必ず成長している部分があるんです。

 

 

壁にぶち当たることでしか得られない
「深み」というものが自分の中に生まれています。

それは”人間性の成長“という物にもつながっていて、
そのことに気が付けると自分に自信が持てるんですよね。

大きな悩みがあっても自分に自信を持つキッカケを与えてくれる、
そんな大きな学びも得られる映画ですね。

 

 

英国王のスピーチは悩みを抱える全ての人に見てもらいたい映画

長々と書いてきたんですけど、

映画という枠組みを超えてますよね、ホント(笑)

変な自己啓発本を読むよりも
自分に自信を持つキッカケになるし、
新しい一歩を踏み出す勇気ももらえます。

 

吃音を抱えながらも大きな困難に立ち向かうジョージ6世の姿は、
見る人すべてに勇気を与えてくれます。

 

また吃音持ちとしては、健常者からは理解してもらえない
難発の吃音」がリアルに描写されているという面で、
本当に色んな人に見てもらいたいなって感じてます。

それで少しでも理解が広まっていってもらえればうれしいですね。

 

英国王のスピーチは
今ならamazonプライムで見ることが出来るので、
ぜひ見てみてくださいね。

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それにしても、コリン・ファースの演技力は圧巻です。

非吃音者があそこまで吃音を表現できるのは本当にすごいです。

さすが、アカデミー賞を取るくらいの俳優さんだなって感じますね。

 

それではありがとうございました!

 

 

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