2015/09/27
吃音者がスピーチやプレゼンに挑むときに必要な考え方
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どうもこんばんは月也です。
学校や職場、そういう場において、
「大人数の前での発表」
というものをすることがあると思うんですね。
学校であったら何かのスピーチとか。
職場であるならプレゼンとか。
そういう「大舞台」に立ち向かわなくてはいけない時があると思います。
でそういう場面を迎えた時、
多くの吃音者は逃げ出したい気持ちに駆られると思います。
「自分、吃音持ってるんですけど!」
「盛大にどもってみんなに笑われたらどうしよう・・・。」
「何の一言も言えないかもしれない・・・。」
あらゆる恐怖に襲われる場面ですね。
確かに大舞台というのは吃音者にとっては非常につらい、
立ち向かいたくない現実です。
しかし、もし逃げ出せない状況に陥った時、
今回話していく考え方を持って臨んでもらいたいんです。
楽な気持ちで挑めている自分と出会うことができるはずです。
というか僕自身が役に立った考え方なので、
あなたの助けにも必ずなると思います。
それでは、行ってみましょう!
それで、
スピーチとかプレゼンというのは確かに緊張すると思うんです。
もう膝がガクガクしたりとか、
動悸が激しくて寝られないとか、
どうしようもないほどに。
でもああいう場というのは、
「自分のペース」
で話すことができる場でもあるわけです。
例えばレジのバイトとかしたことある人ならわかると思うんですけど、
あれって「即座に」言葉を言えないと厳しいわけじゃないですか。
レジとかはもう完全に流れ作業なので、
少しでも声が出すのが遅れると作業に支障をきたしてしまうし、
お客さんにも不快な思いをさせてしまう。
急いでいる人も中にはいるかもしれませんからね。
だから正直ああいう接客は吃音者には相性最悪なわけです。
しかしスピーチやプレゼンというのは
「自分の時間」がちゃんと用意されてますよね。
その場にいる人たちも別に何かに急いでいるとかではなく、
自分の話を聞くためにそこに座っている。
その時間内であったらいくらでもゆっくり話していいし、
遅れてもまあそこまで問題はない。
「自分の間で」声を出していくことができる。
だから見方によっては、
「吃音者と相性が良い」
と考えることができるんですよ。
自分のペースを保つ、
というのが吃音を克服するうえで非常に大切な要素なので。
少し話がずれますけど、
「自分のペースを保ってしゃべる」
これが吃音にとって最良の薬といってもいいんですね。
その自分のペースを保てるようになるために、
自信をつけたり、
吃音に対する悪感情を消したり、
余裕をつけていくといったことをする必要もあるんですけど。
このことを常に意識するとかなり吃音が改善されていくと思います。
メトロノームのような心を持つのが目標ですよね。
そうすればどんな場面でも吃音をコントロールできるようになります。
とまあ話を戻して(笑)
スピーチやプレゼンは吃音者にとってありがたい環境ともいえるわけです。
そう考えられるだけで、
大分緊張も抑えられると思いますよ!
時間をしっかり使って、
自分の間を意識して取り組むようにしてみてください!
楽な気持ちで話を進められている自分と出会えるはずです。
それともう一つ、
とても大切な考え方があります。
それは何かというと、
「誰でも緊張する」
ということなんですよ。
これだけ聞くと「なんのこっちゃ?」という話だと思うんですが(笑)
でも当たり前の話ですけど、
誰でも緊張すればどもるわけですよ。
難発になるか、
連発になるかは人それぞれですけど。
スピーチやプレゼンといった場は、
「どもって当然」の場とも言えますよね。
だって人前に立って全く緊張しないという人の方が珍しいから。
その前提が吃音者にとって本当に大きくて。
言わば、「吃音が容認されてる場」という風に言えるわけです。
吃音者以外でも盛大にどもる可能性がある場なので。
だから「言い訳」ができるんですよね。
逃げ道があるというか。
「すみません(^^;。緊張してどもりまくるかもしれませんがご了承ください笑」
といったようにどもりに「理由づけ」をすることができる。
吃音というのは普段普通の人がどもらないようなところでも
どもってしまうから辛い症状なわけですよね。
その前提が「覆るんです」
精神的に相当楽になるんですね。
「まあ、スピーチとか誰でもどもって当たり前だし、気楽にいくか!」
と開き直って挑むことができる。
このように考えることができれば、
冷静な態度で挑むことができます。
確かにものすごく緊張はすると思うんです。
お腹が弱い人なら1週間くらい前からグルグルが止まらないかもしれない。
でもこれまで書いてきたことを心にとどめておくだけで、
楽な気持ちで挑むことができるはずです。
本当に考え方一つ変えるだけで本番の出来が大幅に変わってくるので、
ぜひ何度も読んで腑に落としてもらえればなと思います。
最後にまとめますね(笑)
・スピーチやプレゼンの場は自分の時間がしっかり用意された場であり、
自分のペースで話を進めていくことができる。
だからこの際周りはもう無視して、自分の間を守ってしゃべるようにする。
すると意外にどもりが出ない。
・大舞台は誰もが緊張する場であり、
「吃音が容認されている場」であるともいえる。
どもることの理由づけがその場にいる人にされていることで、
どもりを気にせずに話を進めることができる。
すると、心も冷静になる。
こういうことですね。
ぜひこのページをブックマークでもして、
大舞台の前とかに読んでみてください(笑)
「なんとかなる!」
と思えると思います。
それではどうもありがとうございました!
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