逆腹式呼吸のすすめ!吃音改善に効果があります
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こんにちは、月也です。
今回は吃音改善に効果のある
「呼吸法」
についてお話ししていきたいと思います。
どんな呼吸法かというと、
「逆腹式呼吸」
というものです。
数か月前、呼吸について色々調べていた時に
偶然この逆腹式呼吸のことを知ったんです。
それで”吃音改善に効果がある”という風に紹介されていたので
一か月間ほど自分で実践してみたんですが、
かなり効果が期待できそうだったので今回お話ししていきたいと思います。
本当に簡単にできるので、
ぜひ実践してみてください。
逆腹式呼吸の効果
まず逆腹式呼吸の効果をお話ししたいんですけど、
・気道や声帯を広げるのに役立つ
このような効果があります。
僕はそうだったんですけど、吃音があると
「鎖骨の中心の奥辺りに違和感」
があったりしませんか?
なんか喉の奥が常に苦しいというか、
どんよりとしたような感覚があると思うんです。
僕は昔からそういった違和感があって、
「この感覚が吃音と大きく関係してるんじゃないか?」
といつも考えていたんですよね。
喉に無駄な力でも入ってるんじゃないか?と。
ただ何をしても、その違和感を無くすことができませんでした。
色々なストレッチ法も試したし、
腹式呼吸を取り入れたりもしたんですが
それを消すことはできなかった。
最近逆腹式呼吸法を知って、
「気道を広げるのに役立つ」
と見た時に、”これだ!”と感じたんですよね。
試してみると、気道が広がるような感覚が得られて
鎖骨中央の奥辺りに「清涼感」のような感覚があり、
違和感が和らぐのが実感できたんですよね。
「これは、効果があるぞ!」と。
吃音者は気道が狭まってしまっている
僕は難発の吃音を持っているわけですけど、
難発でどもっている時って
「横隔膜がせりあがって、喉が締め付けられる感覚」
があるじゃないですか。
それを長年続けているせいで気道が狭まっている
という面はあると思うんですよね。
なので気道を広げる習慣づけをしていけば、
どもりは大幅に減るんじゃないかと僕は考えています。
僕は一か月以上、今毎日欠かさず行っているんですけど、
気道が大分広がってきたような感覚があって
喉に違和感を覚えることも減ってきました。
「あ、今スラッと言葉言えたな」
ということが確実に増えてきましたよね。
なので取り組んでみて損はないと思います。
逆腹式呼吸のやり方
それでは逆腹式呼吸法の練習法をお話ししたいと思います。
基本的に逆腹式呼吸をするには、
「肛門の辺り」にぐっと力を入れながら息を吸うことで
逆腹式の状態で呼吸することができます。
通常の腹式呼吸は「大きくお腹を膨らましながら」息を吸いますけど、
逆腹式呼吸は「お腹をへこませながら」息を吸うんです。
お腹をへこませながら息を吸って、
それから息を吐いていく。
それが気道を広げることに繋がります。
肛門の辺り、括約筋ですよね、に力を入れながら息を吸って、
吸ってるときにお腹が膨らまなければOKです。
そして吐くときに力が抜かれお腹が膨らみます。
これを毎日!逆腹式呼吸の練習法
逆腹式呼吸の効果を得るには、以下の練習を毎日していきましょう。
まず、椅子に座って姿勢を正します。
上の画像のように座った状態でも大丈夫です。
その状態で、以下のことをしていきます。
1、まずは息を吐き切る
2、肛門の辺り(括約筋)に力を入れながら息を吸う
3、吸ってる最中にお腹が膨らんでいないのを確認する
4、お腹を緩めて息を吐く(吐くときはお腹が”ふっ”と膨らみます)
5、1~4を30回繰り返す
これを起きた時と寝る前にやるようにしてみてください。
逆腹式呼吸を実践しているときに
喉の辺りに清涼感が得られるような感覚があれば
逆腹式呼吸で気道がうまく広がっている証拠です。
またお腹に手を当てながら息を吸う時に凹んでるか確認しながらやると
非常にやりやすいと思いますね。
吃音者は気道を狭めることばかりをしている
吃音はしゃべるときに常に喉に力が入っている状態なので
気道もかなり狭まっていたりするんですよね。
それが、「胸の苦しさ、喉の辺りの違和感」に繋がってるんじゃないかと
僕は自分自身の感覚から感じています。
逆腹式呼吸はその「胸の苦しさ、喉の違和感」を気道を広げることによって
解消していくことが可能です。
喉の力が抜けるようになるので、
本当にリラックスしながら話せるようになっていくんですね。
僕も難発の影響でどうしても喉に「グッ」と力が入って
それで声を上手く発せられない、ということが多くありました。
しかし逆腹式呼吸の効果なのか、喉が広がってきたことで
その「喉が締め付けられて声が出せない」ということが本当に減ってきたんですね。
難発に限らず連発にも効果はあると思うので、
ぜひ逆腹式呼吸は試してもらいたいです。
もし疑問点があればこのブログの「お問い合わせフォーム」か
ツイッターのDMでメッセージを送ってくだされば
なるべくアドバイスをしていきたいと思っているので
遠慮せずに送ってくださいね。
今回の逆腹式呼吸のように、
「声を出しやすい身体づくりをする」
というのは吃音克服においてかなり重要になってくるので、
ぜひそういう意識も持つようにしていきましょう。
心理面、肉体面から克服していくのが一番良いのかなと感じています。
それでは、ありがとうございました!
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Comment
初めまして。Youtubeの動画の方から飛んできました。自分は現在大学生で幼少の時から軽度の難発なんですが、最近始めた居酒屋のバイトで、ありがとうございましたが大変言いにくくなり、当初は「あ」を抜いて、「りがとうございました」ということでなんとか対応していたのですが、社員の方からもう少し初めの母音をしっかり言おうと指摘されてしまい、困っていたところ、月也さんのこの記事にたどり着きました。もともと、就活までに難発を克服するために飲食業をはじめたので、なにか少しずつでも試していきたいと思い、今日から逆腹式呼吸試してみます!効果があることを期待しています^^
コメントありがとうございます。
お返事遅れてしまい申し訳ありません。
参考になかったのなら良かったです!
あと「ありがとうございました」を言う前に少し音を入れるといいですね。
僕がよくやるのは「え」と小さく言ってから「ありがとうございます」と言ったりします。
小さくであればそんなに違和感なく相手にも聞こえるんですよね。
ぜひ継続してみてください!(^^)
はじめまして。
逆腹式呼吸の記事、拝見しました。
現在、小学四年生の息子が吃音です。
逆腹式呼吸、一週間程続けています。
ただ30回もしないので、10回くらいずつですが、朝晩しています。
新学期は、不安からくるのか、酷くなりがちですが、そこまで酷くない気がしています。
ご相談ですが、うちは、苗字が、川上なんですが、最初の「か」が出にくいようで、自己紹介など苦しいようです。
どもっても大丈夫だよーとは、伝えてますが、やはり、恥ずかしい気持ちがあるようで、、、
小4ともなれば、治したい、恥ずかしい、吃りたくないと思うのは普通なんでしょうか?
月也さんは、言い換えできない言葉で、どうしても言わないといけない時、どうされてますか?
コメントありがとうございます。
逆腹式呼吸をしていくと「言いやすい喉の環境づくり」をすることができるんですね。
すぐには結果は出ないかもしれませんが、少しずつぜひ続けてみてください。
小4で恥ずかしいと思うのは無理もないと思います。
僕自身も、小学校高学年くらいから自分のどもりを「恥」だと強く感じだした時期だったので。
そのくらいになると自分と他人を比べ出すんですよね。
それについては詳しくお話しした動画があるのでぜひ見ていただきたいのですが、
https://youtu.be/uU0pfvvLriA
僕がやるのは、名前を言う前に軽く「咳払い」をするということ。
そうすることで喉が広がる感覚が生まれて非常に苦手な言葉も言いやすくなるんですね。
あとは「息を飲み込む」ような仕草もどうしようもない時はします。
それも同じく喉を広げて詰まる感覚をなくす効果がありますね。
ぜひ、息子さんを温かく見守ってあげてくださいね!
はじめまして。いい年してまだ、難発のどもりで困っている60代の男性です
あなたの、逆腹式呼吸法の事、興味深く見ています。特にた行が苦手で~をしたとか~をして
が、しを云う時に、しが出てきません。(次にたがあるからです)喉の奥に息が詰まっているようで、音が出てきません。
したいは言えませんが、しますは普通に出ます。
たが破裂音になるというのでしょうか。口からスムーズに出てきません。
喉から、楽に声が出せるようになるのに、「逆複式呼吸法」は効果あるのでしょうか。
別な、ところでも同じようなことが書いてありました。
なんでも、腹の底から声を出せるようになれば、いいのですが。
なにか、口先でモゴモゴ発声しているようで、困っています
その、呼吸方法をやってみようかと思います